麻布俳句教室
日本伝統俳句協会が主催する俳句教室「卯浪俳句教室」の教室のひとつである麻布俳句教室。東京都港区の麻布周辺で吟行や句会を、月一回開催しています。開催日は基本的に毎月第一土曜日(変更の場合あり)。当ブログは私たちの活動記録です。「俳句をやってみようかな」と思われている方、ぜひご連絡ください。体験はいつでも可能です。
1/18/2026
1月句会レポート ~変転の麻布十番で~
今月は午前中に自由に吟行し、13時に会場に集合し、作句するという段取りです。 午前中にとっても大事な御用を済まされた肖子先生は会場に駆けつけてくださいました。 ありがとうございます!
さて、それぞれが14時半までに7句を投句し、句会が始まりました。 いやはや、句歴?年、まったく進歩のない不肖・香深は、この初句会でふたつの悟りを得ました。 それは、俳句を続けるにおいて大切なのは、「視力」と「めげない心」であるということ。
あらかじめ今月の兼題を3つ、肖子先生から頂いていました。 初景色、人日、冴ゆ です。 わが教室のムードメーカーのAさん。 兼題が記されたメールの、「人日」を「入日」と見間違えたそう。 入日はもちろん季語ではありませんが、そこはそれ、さすがAさん。 「冬入日」で2句を投句。
さて、いよいよ選句に移ったところで、流れてくる清記用紙に次々と「人日」の句が。 「これは一体、どういうこと?!」と、パルプンテになったAさんでした…。 ところが、「冬入日」の句はいずれも、肖子先生の選に入っていました。 すごいの一言です!
とはいえ、「人日」と「入日」。 見間違えないよう、見間違えて慌てないよう、俳句に必須なのは視力だなぁ(笑)と感じました。
ちなみに「人日」とは、五節句の一つで、陰暦正月七日。 東方朔の占書に「正月一日は鶏を占ひ、二日は狗を占ひ…」と日によって 占う動物が異なるのですが、七日は人を占ふことから、こう称されているのだそうです。
俳句にはこのように、感覚がつかみにくい季題もときどきあります。 私などは勘違いして、頓珍漢な句を投句してしまうことも一度や二度ではありません。 それでも、めげない気持ちでチャレンジすることが大事だと改めて思いました。
ところで、今回は個々に吟行をして会場に参集したのですが、 麻布十番でも古いビルの取り壊しとモダンなビルの建設が続いています。 近所に住んでいても、行くたびに異なる顔を見せてくれる変化の激しい町になりました。 詩音さんはこのビルに萌え 香深はこの解体現場に萌えました。 残念ながら麻布十番のドラスティックな姿を句にすることはまだできていません。 いつかご披露できる日がくるといいなぁ。
記:香深
12/14/2025
今年もはや納めの句会
今年最後の麻布俳句教室を開催しました。風もなく絶好の吟行日和に恵まれました
11/26/2025
麻布で11月句会
11月句会を開催いたしました。
とてもおだやかな晴天に恵まれた中、麻布俳句教室11月句会(11月15日@麻
布いきいきプラザ)を開催いたしました。
この日の吟行地は、麻布俳句教室発祥の地であります麻布十番商店街と善福寺
でした。講師の今井肖子先生他5名が集まり吟行を開始しました。
麻布十番商店街には久しぶりに来たのですが、お洒落な若者や外国人の方々が闊歩し、高級車が通り過ぎて行く光景は昔ながらです。
新しいカフェやレストランが並ぶ中、老舗のたいやき屋、おもちゃ屋、洋品店などが営業を続けておりました。新鮮で刺激的な中に、ほっとする下町的な雰囲気のある街です。
商店街を抜けて善福寺へ向かいました。ここは、幕末に初代アメリカ公使館となり日米友好の絆を深めた寺だそうです。境内には樹齢七百五十年の大銀杏が黄色く色付いておりました。
本堂前の木の階段に腰を下ろして各自句をまとめた後、ピザ店で昼食を摂り句会場へ移動しました。
投句締め切り時間を確認の上、各自七句投句、清記、選句と静かに句会は進行
していきました。七句選句の後、それぞれの選句の披講と特選句一句の講評を
行いました。最後に先生から特選と入選句の披講と講評が行われました。
この際、先生からは一句毎に丁寧な指導が行なわれ、助詞ひとつ変えただけで
句が生まれ変わったり、かな使い、文法なども教えていただきます。
また、この日の兼題は「十三夜」でしたので、月の句について季題の多さと、
考え方について質問や意見のやり取りが行われました。
ここでのやり取りの時間は毎回楽しく、笑いの絶えない中、新しい知識の学び
の場にもなっております。
「月の句は難しい」そんな感想が聞かれる中、来月の兼題を決めて終了しまし
た。来月は、今話題の「熊」になりました。
句会終了後は有志で反省会です。この日は先生にも参加をいただき老舗のヤキ
トン屋さんへ。
ここでも楽しい時間を過ごして散会いたしました。
メンバーの「今月の一句」をご紹介いたします。
しづけさや小春の水の湧くところ 今井肖子
小春日や伽藍の裏は幼稚園 鈴木風虎
十三夜二十歳の頬へ吹く夜風 藤岡詩音
銀杏散る若き通詞の夢の跡 福田鉄馬
初恋といふばら眺め冬日和 藤原亜希子
落葉踏む変はらぬ場所の少女像 守谷一剣
神の留守宮司の妻と立ち話 大原栄子(欠席投句)
次々と雲滑りゆく十三夜 太田香深(欠席投句)
10/22/2025
10月句会を開催しました
麻布俳句教室10月句会(10月19日@港区神応いきいきプラザ)を開催しました。
この日はご指導いただいている今井肖子先生(日本伝統俳句協会 理事)と教室メンバー5名が集まりました。今回はいつもと違って参加出来ないメンバーが多くめずらしく少人数となりました。
午前10時半から国立科学博物館所属の自然教育園で吟行を行いました。園内は多くの野草が咲いていて、木の実が控えめに緑や赤く光っていました。天候にも恵まれ、各自園内を思い思いに散策しながらベンチや東屋に腰を下ろして作句をしました。園内は同じように吟行をしているグループや植物観察をしている団体、家族連れなどで賑わっていました。
午後の句会会場への移動は少し距離も離れていたためタクシーを利用しました。
予め先生から頂いていた兼題「十六夜」「飛蝗」と吟行の句を併せて7句を60分の制限時間に提出しました。本日の句会に出席できなかったメンバーからの欠席投句も加えて、句会を始めました。
メンバーそれぞれの選句を発表の後、肖子先生の選句が発表されました。また先生からは一人一人の句へのコメントやアドバイスをいただき、質問にもお答え頂きました。今回兼題の「飛蝗」や花・昆虫の名前をカタカナや平仮名で記してもよいのかの質問に対して学名はカタカナ表記ですが、俳句に書く時は学名ではないのでカタカナは使わないで漢字か平仮名をとの事でした。
メンバーが自分で選んだ「私の今月の一句」を紹介します。
浮かぶもの時々光る水の秋 肖子
捕はれてぐいと顎出すばつたかな 風虎
心だけ寄道をして吾亦紅 一剣
十六夜や盛り塩光る路地の奥 栄子
秋草の敷かれし小径緩く折れ 詩音
朽葉色ばつたの翅も欄干も 香深
末枯れて向かうに見ゆる鳥の群 佳樹
十六夜や女ひとりのカウンター 亜紀子
句会の後は先生と有志3名でイタリアンレストランで和やかに反省会(?)を開催しました。俳句論議に花が咲き、また俳句から離れての雑談も盛り上がり、楽しい一日になりました。
亜紀子記
9/11/2025
ブログ再開します
麻布俳句教室9月例会(9月7日 @新橋の港区生涯学習センター)を、
ご指導いただいている今井肖子先生(日本伝統俳句協会 理事)とメンバー7名で
開催しました。
事前にいただいた兼題は「残暑」と「鳳仙花」。そしてその場で先生より席題「颱風」「花火」「鰯雲」の3つが発表され、兼題と合わせ計7句を時間内に提出するという今回の句会です。
句会会場である旧「櫻田小学校」の教室の窓の外にはゴーヤの葉が初秋の光に輝いています。
皆、無言で席題に取り組むわけですが、この静かで鉛筆の音だけが室内に聞こえてくるひとときがなんとも言えず好きです。
さて、各自出句のあと、清記、選句、披講となります。私の句から一句ご紹介させていただきます。
騎馬隊のごとく曲りて野分過ぐ 鉄馬
――ですが、先生より「『野分』は『颱風』とは別に立っている季題ですよ」とアドバイスが。「えーっ!知らなんだ…」💦
ほおづえをつき颱風を見つづける 肖子
丁度句会の前日、台風15号が関東地区を通り過ぎたのでした。
まるで桃井かおり!?のようです…。
もちろん全員出席です。笑
月の波消え月の波生れつゝ 稲畑汀子
その後、各自の選んだ句の発表とともに会は大いに盛り上がったのでした。
ご連絡は、日本伝統俳句協会 卯浪俳句教室参加申込まで。
1月句会レポート ~変転の麻布十番で~
1月17日(土)は麻布俳句教室の初句会でした。 会場は麻布十番にある麻布いきいきプラザ。 若干わかりづらい路地を入った場所にあるものの、昨年建ったばかりの気持ちのよい施設です。 今月は午前中に自由に吟行し、13時に会場に集合し、作句するという段取りです。 午前中にとっても大...
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