今年の桜もほぼ終わりかけた4日土曜日の句会のご報告です。
吟行地は皇居東御苑。地下鉄を出ると雨が降りだしていて、大手門には長蛇の列。8割方外国人観光客なのにはびっくりです。さすが、
日本伝統俳句協会が主催する俳句教室「卯浪俳句教室」の教室のひとつである麻布俳句教室。東京都港区の麻布周辺で吟行や句会を、月一回開催しています。開催日は基本的に毎月第一土曜日(変更の場合あり)。当ブログは私たちの活動記録です。「俳句をやってみようかな」と思われている方、ぜひご連絡ください。体験はいつでも可能です。
今年の桜もほぼ終わりかけた4日土曜日の句会のご報告です。
吟行地は皇居東御苑。地下鉄を出ると雨が降りだしていて、大手門には長蛇の列。8割方外国人観光客なのにはびっくりです。さすが、
3月の例会は港区広尾にある有栖川宮記念公園へ吟行に出かけました。
まず、公園入口すぐの池に集合。今日は沢山の鴨が遊んでいました…。
ただ、この鴨も「鴨」というだけですと、なんと冬の季語なんです。「え?俳句に詠めないの?」ええ、そうなのです。今は春の季語を詠みたいのです。
池の脇を進むと真っ赤な…椿。
これは春の季語です、大丈夫。池の奥にはせせらぎがきらきら。「春の水」なんて言う季語も浮かび、その奥は深い森のような景色になります。「蜘蛛の囲」(蜘蛛の巣)という季語を覚えたのもこの森、「蜷、蜷の道」を知ったのもこのせせらぎです。そこからすこし上がると小さな広場。一見して少し前は梅が見頃だったことを思わせる咲き終わりの梅の木が何本もありました。更にぐっと上った児童公園の「ぶらんこ」や親子で楽しんでいるしゃぼんだま(石鹸玉)が春の季語と教えていただいたのもこの公園でした。吟行は沢山の季語を目の当たりにし、実写として句を作ることができる貴重な学びの場であると私は感じています。
それぞれ吟行の後、会場に入り締め切りまで沈黙の時、句作の時間です。さっき見たあの景色、あの植物、うーーん、鳥が鳴いていたな、と。今このレポートを書いている私・詩音は、終わりかけの梅・鳥のさえずり・しゃぼんだま・椿を見つけ、なんとか句にまとめてみました。他の皆さんはどんな季語を見つけたの?気になりますよね。人によって気づくポイント、景色の切り取りが全く違って本当に楽しいのです。「他にどんな季語があったの?」「どんなポイントを切り取ったの?」気になりますよね・・・。そう思われたらどうぞ句会にいらしてご一緒に体験してみてください。きっと「知らなかったー」と思う言葉との出会いがあると思うのです。
記:詩音
今年最後の麻布俳句教室を開催しました。風もなく絶好の吟行日和に恵まれました
11月句会を開催いたしました。
とてもおだやかな晴天に恵まれた中、麻布俳句教室11月句会(11月15日@麻
布いきいきプラザ)を開催いたしました。
この日の吟行地は、麻布俳句教室発祥の地であります麻布十番商店街と善福寺
でした。講師の今井肖子先生他5名が集まり吟行を開始しました。
麻布十番商店街には久しぶりに来たのですが、お洒落な若者や外国人の方々が闊歩し、高級車が通り過ぎて行く光景は昔ながらです。
新しいカフェやレストランが並ぶ中、老舗のたいやき屋、おもちゃ屋、洋品店などが営業を続けておりました。新鮮で刺激的な中に、ほっとする下町的な雰囲気のある街です。
商店街を抜けて善福寺へ向かいました。ここは、幕末に初代アメリカ公使館となり日米友好の絆を深めた寺だそうです。境内には樹齢七百五十年の大銀杏が黄色く色付いておりました。
本堂前の木の階段に腰を下ろして各自句をまとめた後、ピザ店で昼食を摂り句会場へ移動しました。
投句締め切り時間を確認の上、各自七句投句、清記、選句と静かに句会は進行
していきました。七句選句の後、それぞれの選句の披講と特選句一句の講評を
行いました。最後に先生から特選と入選句の披講と講評が行われました。
この際、先生からは一句毎に丁寧な指導が行なわれ、助詞ひとつ変えただけで
句が生まれ変わったり、かな使い、文法なども教えていただきます。
また、この日の兼題は「十三夜」でしたので、月の句について季題の多さと、
考え方について質問や意見のやり取りが行われました。
ここでのやり取りの時間は毎回楽しく、笑いの絶えない中、新しい知識の学び
の場にもなっております。
「月の句は難しい」そんな感想が聞かれる中、来月の兼題を決めて終了しまし
た。来月は、今話題の「熊」になりました。
句会終了後は有志で反省会です。この日は先生にも参加をいただき老舗のヤキ
トン屋さんへ。
ここでも楽しい時間を過ごして散会いたしました。
メンバーの「今月の一句」をご紹介いたします。
しづけさや小春の水の湧くところ 今井肖子
小春日や伽藍の裏は幼稚園 鈴木風虎
十三夜二十歳の頬へ吹く夜風 藤岡詩音
銀杏散る若き通詞の夢の跡 福田鉄馬
初恋といふばら眺め冬日和 藤原亜希子
落葉踏む変はらぬ場所の少女像 守谷一剣
神の留守宮司の妻と立ち話 大原栄子(欠席投句)
次々と雲滑りゆく十三夜 太田香深(欠席投句)
麻布俳句教室10月句会(10月19日@港区神応いきいきプラザ)を開催しました。
この日はご指導いただいている今井肖子先生(日本伝統俳句協会 理事)と教室メンバー5名が集まりました。今回はいつもと違って参加出来ないメンバーが多くめずらしく少人数となりました。
午前10時半から国立科学博物館所属の自然教育園で吟行を行いました。園内は多くの野草が咲いていて、木の実が控えめに緑や赤く光っていました。午後の句会会場への移動は少し距離も離れていたためタクシーを利用しました。
予め先生から頂いていた兼題「十六夜」「飛蝗」と吟行の句を併せて7句を60分の制限時間に提出しました。本日の句会に出席できなかったメンバーからの欠席投句も加えて、句会を始めました。
メンバーそれぞれの選句を発表の後、肖子先生の選句が発表されました。また先生からは一人一人の句へのコメントやアドバイスをいただき、質問にもお答え頂きました。今回兼題の「飛蝗」や花・昆虫の名前をカタカナや平仮名で記してもよいのかの質問に対して学名はカタカナ表記ですが、俳句に書く時は学名ではないのでカタカナは使わないで漢字か平仮名をとの事でした。
メンバーが自分で選んだ「私の今月の一句」を紹介します。
浮かぶもの時々光る水の秋 肖子
捕はれてぐいと顎出すばつたかな 風虎
心だけ寄道をして吾亦紅 一剣
十六夜や盛り塩光る路地の奥 栄子
秋草の敷かれし小径緩く折れ 詩音
朽葉色ばつたの翅も欄干も 香深
末枯れて向かうに見ゆる鳥の群 佳樹
十六夜や女ひとりのカウンター 亜紀子
亜紀子記
今年の桜もほぼ終わりかけた4日土曜日の句会のご報告です。 吟行地は皇居東御苑。地下鉄を出ると雨が降りだしていて、大手門には長蛇の列。8割方外国人観光客なのにはびっくりです。さすが、 日本の桜の季節はワールドワイドですねぇ。 観光ガイドがすっかり板に着いた鉄馬さん、 冷たい雨をも...