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7/06/2026

7月句会レポート ~俳句は人生を5%以上豊かなものにする~

さる7月4日(土)の麻布俳句教室は 青山霊園で各自で吟行散策をしたあと、すぐ近くの「青山いきいきプラザ」で句会を行いました。参加者はメンバー8名と今井肖子先生の計9名です。 
 今月の兼題は「五月晴」と「籐椅子」。 兼題は先生が選ばれるのですが、私たちにはなじみの少ない季語を選ばれ、あえてそれらに挑戦する機会を作っていただいていると感じています。 そのお陰で「五月晴」とは五月の晴れ渡った空のことではなく、旧暦の五月(新暦の5月末から7月上旬)の梅雨の間の晴間のことをさすのだということを今回初めて知りました。 また、「籐椅子」の「籐」(ラタン)も、私は「藤」と完全に勘違いしていました。何年生きてきても知らないことが私には山ほどあります💦 

 吟行をしていると普段あまり注意を払わない「細部」に自然と目がいくようになります。 青山霊園は綺麗に草刈りがされているお墓が多いのですが、それでも刈り取られた草の合間に「姫女苑(ヒメジョオン)=夏の季語」が可憐な花を咲かせ、「露草(ツユクサ)=秋の季語」が、息を呑むような青を放って密かに咲いています。

 外人墓地では「木槿(むくげ)=秋の季語」の花が遥か異国の地で亡くなった宣教師夫妻の墓の傍で咲いているのでした。 
「季語」ととともに目にする風景が美しく輝きだすのも「俳句」のすばらしさだと改めて感じるひとときです。 問題はそれをどう17文字で表現できるか? ――それが大問題(笑)。

 「俳句は楽しいですか?」と聞かれることがあります。それに対して私は「人生の時間を最低でも+5%充実させてくれます。何かの事に投資をするとして毎年5%以上のリターンがあれば、それはすごいことだと思います」と答えています。 

麻布俳句教室のメンバーは現在、生徒10名(内女性6名男性4名、年齢層は40代から80代)と今井肖子先生の計11名で構成されています。教室の名称は「麻布」ですが都内各区・市内及び神奈川県在住者で構成されていますので、是非皆さんも参加されませんか?

 さて、今回も大型新人 松栄さんの新鮮な句と話題提供で大いに盛り上がりました。 そして、そのまま反省会という名の「飲み会」に先生もご参加いただき突入したのでした。 

 記:鉄馬

12/14/2025

今年もはや納めの句会

今年最後の麻布俳句教室を開催しました。風もなく絶好の吟行日和に恵まれました


先生をはじめ、お三人が師走のお忙しい中で途中参加となり、先ずは五人でスタートです。自然教育園は何度か訪れましたが、来る度に違った顔を見せて俳句の題材は沢山あるとのことですが、なかなか思うようにはいきません。




絶景ポイントを一巡りし、一応俳句の種を仕込んで句会場へ向かいます。


句会はいつものように互選、肖子先生の御選とすすみます。
最後に一句づつ先生の講評をいただきます。この時が一番に真剣に耳を傾けます。
ほんの一字一句を変えると見違えるほど良くなります。

深く納得して会を終わり、これから忘年会です。

しづけさを星と分け合ふ聖樹かな  肖子
みちのくの駅はホワイトクリスマス 風虎
冬紅葉透けて優しき日の光  詩音
熊除けの鈴音響くクリスマス  亜紀子
檻の熊森の匂を放ちけり  鉄馬
冬の香はどこからやって来るのだろ  香深
茶の花や坂ゆるやかに隠沼へ  栄子

栄子記

11/26/2025

麻布で11月句会

 11月句会を開催いたしました。

とてもおだやかな晴天に恵まれた中、麻布俳句教室11月句会(11月15日@麻

布いきいきプラザ)を開催いたしました。


この日の吟行地は、麻布俳句教室発祥の地であります麻布十番商店街と善福寺

でした。講師の今井肖子先生他5名が集まり吟行を開始しました。


麻布十番商店街には久しぶりに来たのですが、お洒落な若者や外国人の方々が闊歩し、高級車が通り過ぎて行く光景は昔ながらです。

新しいカフェやレストランが並ぶ中、老舗のたいやき屋、おもちゃ屋、洋品店などが営業を続けておりました。新鮮で刺激的な中に、ほっとする下町的な雰囲気のある街です。

商店街を抜けて善福寺へ向かいました。ここは、幕末に初代アメリカ公使館となり日米友好の絆を深めた寺だそうです。境内には樹齢七百五十年の大銀杏が黄色く色付いておりました。

本堂前の木の階段に腰を下ろして各自句をまとめた後、ピザ店で昼食を摂り句会場へ移動しました。

投句締め切り時間を確認の上、各自七句投句、清記、選句と静かに句会は進行

していきました。七句選句の後、それぞれの選句の披講と特選句一句の講評を

行いました。最後に先生から特選と入選句の披講と講評が行われました。

この際、先生からは一句毎に丁寧な指導が行なわれ、助詞ひとつ変えただけで

句が生まれ変わったり、かな使い、文法なども教えていただきます。

また、この日の兼題は「十三夜」でしたので、月の句について季題の多さと、

考え方について質問や意見のやり取りが行われました。

ここでのやり取りの時間は毎回楽しく、笑いの絶えない中、新しい知識の学び

の場にもなっております。

「月の句は難しい」そんな感想が聞かれる中、来月の兼題を決めて終了しまし

た。来月は、今話題の「熊」になりました。


句会終了後は有志で反省会です。この日は先生にも参加をいただき老舗のヤキ

トン屋さんへ。

ここでも楽しい時間を過ごして散会いたしました。


メンバーの「今月の一句」をご紹介いたします。

しづけさや小春の水の湧くところ  今井肖子

小春日や伽藍の裏は幼稚園     鈴木風虎

十三夜二十歳の頬へ吹く夜風    藤岡詩音

銀杏散る若き通詞の夢の跡     福田鉄馬

初恋といふばら眺め冬日和     藤原亜希子

落葉踏む変はらぬ場所の少女像   守谷一剣

神の留守宮司の妻と立ち話     大原栄子(欠席投句)

次々と雲滑りゆく十三夜      太田香深(欠席投句)

10/22/2025

10月句会を開催しました

 麻布俳句教室10月句会(10月19日@港区神応いきいきプラザ)を開催しました。

この日はご指導いただいている今井肖子先生(日本伝統俳句協会 理事)と教室メンバー5名が集まりました。今回はいつもと違って参加出来ないメンバーが多くめずらしく少人数となりました。

午前10時半から国立科学博物館所属の自然教育園で吟行を行いました。園内は多くの野草が咲いていて、木の実が控えめに緑や赤く光っていました。

天候にも恵まれ、各自園内を思い思いに散策しながらベンチや東屋に腰を下ろして作句をしました。園内は同じように吟行をしているグループや植物観察をしている団体、家族連れなどで賑わっていました。

午後の句会会場への移動は少し距離も離れていたためタクシーを利用しました。

予め先生から頂いていた兼題「十六夜」「飛蝗」と吟行の句を併せて7句を60分の制限時間に提出しました。本日の句会に出席できなかったメンバーからの欠席投句も加えて、句会を始めました。

メンバーそれぞれの選句を発表の後、肖子先生の選句が発表されました。また先生からは一人一人の句へのコメントやアドバイスをいただき、質問にもお答え頂きました。今回兼題の「飛蝗」や花・昆虫の名前をカタカナや平仮名で記してもよいのかの質問に対して学名はカタカナ表記ですが、俳句に書く時は学名ではないのでカタカナは使わないで漢字か平仮名をとの事でした。


メンバーが自分で選んだ「私の今月の一句」を紹介します。

浮かぶもの時々光る水の秋 肖子    

捕はれてぐいと顎出すばつたかな 風虎 

心だけ寄道をして吾亦紅 一剣    

十六夜や盛り塩光る路地の奥 栄子    

秋草の敷かれし小径緩く折れ 詩音    

朽葉色ばつたの翅も欄干も 香深 

末枯れて向かうに見ゆる鳥の群 佳樹    

十六夜や女ひとりのカウンター 亜紀子


句会の後は先生と有志3名でイタリアンレストランで和やかに反省会(?)を開催しました。俳句論議に花が咲き、また俳句から離れての雑談も盛り上がり、楽しい一日になりました。


亜紀子記





9月句会レポート:秋雨の中、鯨の骨に季節を感じた

秋雨前線の影響で朝から小雨の降る9月5日、月例の麻布句会を開催いたしました。この日の吟行地である、白金台ゆかしの杜の港区立郷土歴史館を訪問。講師の今井肖子先生他7名が集まりました。 当初は残暑の厳しいことを想定して屋内の吟行としましたが、それが幸いし雨を避けて屋内で吟行が出来るこ...